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送電鉄塔をゆく(6)~只見幹線その2の7(新坂戸変電所)

  • 2011/03/21 : 送電鉄塔
  • このところ更新が滞っていて、このシリーズを終結することができていません。
    あの地震以来更新する時間がまったくなかったというのが実態です。
    相変わらず通勤電車の本数が少ないので、朝早く家を出て、夜遅く帰ってくる状況になっています。

    前回の只見幹線434号鉄塔の先に見えていた赤白の433号鉄塔に向かいました。
    433号鉄塔の手前には畑が広がっていて、入り込むことはできなそうです。
    しかし、鉄塔の巡視路は必ずあるはずなので、道を探してみました。

    少し西のほうに走ると、小さな鳥居が見えました。
    どうやら神社らしく、狭い境内に入ると右手のほうに林の中に続く小路があります。
    これかな・・と辿ってみると、433号鉄塔の近くに出ました。

    でも足もとにたどり着くには、こちらも畑があって接近できませんでした。
    反対側を見ると・・


    只見幹線432号鉄塔


    おお、只見幹線432号鉄塔の向こうに新坂戸変電所が見えるではありませんか。
    この日の最終目的地に到達できました。
    遠かったな~。

    はるばる来たので、変電所の周りをひとまわりしてみることにしました。
    この変電所の敷地は地図で見ると空豆みたいな形をしています。
    周回する道路も、なんとなくそんな形がイメージできるような・・

    さて、この先を辿るのはいつになることやら。
    せっかくここまで来たので、次の区間のスタート地点になる只見幹線431-3号鉄塔を載せておきます。
    只見幹線は新坂戸変電所から上流区間は電圧が50万ボルトの超高圧になります。


    只見幹線431-3号鉄塔


    さすがは50万V、この鉄塔の重厚さは格別です。
    脚の鋼管の太さは尋常ではありません。
    どっしりと踏ん張って送電線を取り回しています。

    50万ボルト区間の送電容量は750万KWだそうで、原発5~6基分といったところでしょうか。
    ちなみに只見幹線の50万V送電線はここで新坂戸線に直結して新所沢変電所に向かいます。
    この鉄塔から枝線で変電所に引き込み、27万5千ボルトに変換して今辿ってきた送電線につながっているので、見た目には新坂戸変電所以南の只見幹線はむしろ支線のように見えてしまいます。

    ・・とまぁたくましい鉄塔を見上げつつ休憩して、車を置いてある西武新宿線南大塚駅の駐車場に引き返しました。

    余談ながら、行きはよいよい帰りは何とやらで、どうやって戻れば近道なのか土地勘がないのでさっぱり分かりませんでした。
    少し走ってはiPhoneの地図で位置を確かめて自転車のペダルを漕ぐ・・の繰り返し。
    行きに越えたふたつの川を渡り、電車の線路を越えてようやく戻れました。

    早く電力供給が安定してほしいと願いつつ、送電鉄塔を行く(6)はこれにて大団円となります。

    (2011年2月5日)

    *-*-*-*

    過去に載せた送電鉄塔シリーズは以下のとおりで、今回が第6弾になります。
    1・・岡部境線(前久保境線)、これはJR東日本の送電線
    2・・安曇幹線(消えゆく大猫鉄塔)
    3・・南狭山線(完結)
    4・・的場線(完結)
    5・・只見幹線その1(南狭山変電所~南川越変電所)
    只見幹線は福島県の田子倉発電所に端を発し、570余基の鉄塔を介して東京都町田市にある西東京変電所まで電力を運んでいます。
    さすがに全基踏破は無理なので、前回の続きで南川越変電所から新坂戸変電所まで辿りました。
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