送電鉄塔をゆく(8)~旭ヶ丘線(3)「国道16号線」
この先まだ長そうだし、たまには少し楽させてもらわないと・・
31号鉄塔は柵なしですがどう見ても畑の中で土もやわらかそうです。
さすがにここには踏み込むことはできません。
逆光だったのでストロボ焚いて撮ったら番号札の文字と「あぶない!!」の赤枠が光を反射する塗料で描かれているらしく、えらく目立ってしまいました。
先のほうを見ると畑の向こうに民家が並んでいます。
しばらく畑ばかり眺めてましたが、どうやら市街地に出そうです。
次の旭ヶ丘線32号鉄塔は見えているのに近づいてみると道がブドウ畑で消えていたり、小さな川に行く手を阻まれたりと、プチ徘徊してたどり着きました。
この鉄塔は東京外周をぐるりと取り巻く国道16号線沿いの住宅や旅館の隙間に埋め込まれるように建っていました。
ともすればここも怪しいやつが写真撮ってるとか思われかねないようなシチュエーションなので早々に立ち去りましょう。
幸い目の前に横断歩道があって、国道の反対側に渡れました。
う~ん、なんだか甘ったるいような、どこかで嗅いだことのあるような匂いがするなぁ・・
と思ったら誰もが知っているお菓子メーカーの大きな工場の脇を走っているのでした。
帰り道に工場の南側を通ったらさらに匂いは強烈で、おそらくイチゴ系の甘酸っぱいものみたいです。
何作ってるんでしょう!?
ネットで調べてみたら、コアラのマーチはじめ100品目ほどをこの工場で作っているそうです。
続く旭ヶ丘線33号鉄塔はその工場の東端に立っています。
ここは車で何度か通ったことがある道です。
そうか、この鉄塔は旭ヶ丘線だったんだ。
畑の中を行く道が続いていると思ったら、いつの間にか大きな工場の立ち並ぶ工業地帯に突入してました。
まっすぐ伸びる道路の突き当たりに次の鉄塔が見えますが、その手前を黄色い電車が走り抜けていきました。
次の34号鉄塔は西武新宿線の線路の向こう側にあるようです。
果たして踏み切りはあるのか・・ (つづく)
(2011年12月23日)
[補足]
旭ヶ丘線は埼玉県日高市の中東京変電所と川越市の武蔵赤坂開閉所を結ぶ、東京電力の15万4千ボルトの送電線です。
今回はほぼ中間地点の狭山市柏原付近から南に向かいました。
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