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たけぽの「続・平常心是道」

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archive: 2014年05月  1/2

コアジサイ(小紫陽花)

狭山丘陵では5月半ばくらいに咲き始める小さなアジサイです。今年は入梅がやや遅いようですが、いつも梅雨入り前に最盛期を迎えます。装飾花もなく、ひとつの花序は4~5cmくらいで、いわゆるそこらで見かけるアジサイに比べるといかにも野性的というか。花の色はおおむね白っぽくて、淡い水色や紫に見えるのは花糸~雄しべの軸~の色が主で、花弁に色が入るものもあります。これは少し紫がかった水色というところでしょうか。...

エゴノキ(野茉莉)

狭山丘陵には多い樹木で、大木に育ちます。夥しい数の花を咲かせ、花の時期には木の下が雪が積もったように白くなるほどです。5月の狭山丘陵の名物といってもいいんじゃないでしょうか。長年エゴノキの漢字表記が分かりませんでしたが、ようやく見つけました。「野茉莉」中国でエゴノキをこう表記するそうで、和名としてもこれでよいみたいです。調べてみるもんです。ひとつ賢くなった気分!?【写真】エゴノキ(野茉莉) エゴノ...

テイカカズラ(定家葛)

昨年は5月26日に非常にいい具合に咲いていたので、今年も同じく5月26日に撮りに行ってみました。今年はちょっと早すぎで、あと5日くらい待ったほうがよかったかもしれません。今度の週末あたりが最盛期か・・昨日のノイバラは出遅れたし、テイカカズラは勇み足と、うまくいかないものです。自然が相手ですから、まぁこれもしょうがない。花は咲きはじめがいちばん美しい、という持論を持って何枚か撮ってみました。【写真】...

ノイバラ(野茨、野薔薇)

どうも今シーズンは例年にも増してタイミングを逸した花の多いことか。ノイバラもいい時期を見計らってと思っているうちにピークを過ぎてしまいました。毎年同じ場所に淡いピンクの花が咲くので撮りに行ったのですが・・かろうじて咲いていたというところです。黄色い蕊は一日で茶色くなっちゃうので当日咲いた花を探さないといけません。それにしても、悲しいほどに儚いピンクだこと。【写真】ノイバラ(野茨、野薔薇) バラ科狭...

スイカズラ(吸葛、忍冬)

独特の甘ったるい香りは、姿が見えなくてもその存在を十分に教えてくれます。古くは甘味料としても使われたそうですから、匂いのとおり甘い蜜を持っているんでしょうね。香りとともに独特の花も印象に残ります。な名の時期には毎朝通る小学校の正門脇に盛大に花を咲かせているのを眺めながら通勤します。週末に丘陵に出たら花を探してみようと思いつつ・・でも市街地は暖かいのか、狭山丘陵よりも早く咲きます。【写真】スイカズラ...

オカタツナミソウ(丘立浪草)

狭山丘陵某所に大群生地があって、このところそこで撮っていました。今年はみごとにタイミングを外してしまい、ちょっと寂しい絵になってしまいました。一面に青紫の花が咲いている様子は圧巻なんですけどね・・毎年書いているかもしれませんが、何度見てもダチョウの群れにしか見えません。ほぼ同じ方向を向いて、首を持ち上げているダチョウみたいです。シソ科といわれればなるほどそうかも、と思える形です。【写真】オカタツナ...

ニガナ(苦菜)

今日は久しぶりにミミナグサが見たくなって探しに行ってきました。残念ながらとっくに咲き終わっていて花の跡形もありませんでした。さすがにこの時期では遅すぎたようです。その代わりに、すぐ近くにニガナが賑やかに咲いていたので撮ってみました。あちこちで見かける当たり前の花ですが、こんなにいっぱい咲いているのはあまり見かけないかもしれません。ものすごくシンプルな花ですが、いい形をしています。【写真】ニガナ(苦...

サイハイラン(采配蘭)

そろそろサイハイランの咲く時期なので、いつも撮っている群落を見に行きました。数十株の大群落で昨年まではみごとだったんですが今年はほぼ壊滅状態でした。ほとんどの葉が黄色くなって枯れているようです。何らかの理由でサイハイランに栄養を補給している共生菌が生きていけない状況なったのではないかと思います。屈指の群落だったのでとても残念です。幸いにして狭山丘陵のサイハイラン全体で見たら数はあるようですが・・【...

ノアザミ(野薊)

狭山丘陵では不思議と春咲きのノアザミを見かけません。・・と思っていたら家から程近いところにかなりの数が群生していることを知りました。灯台下暗しというか。ものすごく日当たりがいいところで、土手のようなところにずらっと並んで咲いています。残念ながら午後に行ったためかやや瑞々しさに欠ける感じでした。あまり見かけないだけにまとまって咲いてくれるのはありがたいんですけどね。【写真】ノアザミ(野薊) キク科春...

ササバギンラン(笹葉銀蘭)

5月11日に載せたギンラン(←クリック)にそっくりですが、こちらのほうがかなり大型です。むしろキンランを小振りにしたような、といったほうがよさそうです。花の色や形はギンランに似ていて、こちらもキンランのようには開きません。定点観察しているササバギンランです。今年は数が多かったですが、昨年咲いていた他の場所では見つけることができませんでした。今年は春咲きの大雪で地温が下がって、植物の生育にも影響が出...

マルバウツギ(丸葉空木)

去年は5月の終わりくらいに撮っていて残りものみたいな花だったので、今年は気にして探してみました。ちょっと早いかなと思いつつ、林の中で咲いているのを見つけました。枝の垂れ方がいいなと思ったんですが、なかなかいい具合に光が当たってくれません。白い花弁にオレンジの花盤、黄色い葯の色合いが美しいです。花の形も整っていますね。うちの庭に一本あってもいいかなと思います。【写真】マルバウツギ(丸葉空木) アジサ...

ハンショウヅル(半鐘蔓)

昨年たまたま道で出会った調査会仲間にハンショウヅルが咲いていると教えていただき、ベストのタイミングで撮れました。別の場所では地面を蔓が這いまわっていて、花が咲いていませんでした。これは何かに這い登らせるしかない・・以来待つこと1年、這い回っていた蔓が支柱に絡み、今年は5個ばかりの花を咲かせてくれました。残念ながら見に行ったときに咲いていたのはこれひとつだけで、残りは咲き終わっていましたが・・また来...

オニタビラコ(鬼田平子)

狭山丘陵ではお馴染みの花です。大きいものは地面から1mくらいまっすぐ上に茎を伸ばし、先端に舌状花だけの花序をつけます。花の大きさは7ミリくらいで、コオニタビラコとヤブタビラコの中間くらいでしょうか。これは2本の茎が重なり合っています。当たり前の植物ですが結構絵になるなと思いつつ・・上のほうにもう少し光が当たっていたらよかったんですけどね。【写真】オニタビラコ(鬼田平子) キク科狭山丘陵ではいたると...

フタリシズカ(二人静)

ヒトリシズカに遅れること約1ヶ月、5月中旬に見頃を迎えます。といってもご覧のとおり地味な花です。花序は大抵2~3本というところなんですが、これは6本も立っていました。狭山丘陵の林間では比較的多く見られる植物です。花はヤマノイモの雄花ににていますね。花弁も萼もありません。【写真】フタリシズカ(二人静) センリョウ科日当たりのいいところは好まないようです。カメラ機種名 Canon EOS 6D撮影日時 2014/05/17 9...

ヤマアゼスゲ(山畦菅)

4月の植物調査会に参加した際に、あちこちでミヤマカンスゲを見つけました。しかしその中でひとつだけ姿の異なるスゲがあり気になっていました。要するに、花の時期だったので正体が分からなかったのです。本日、調査会で同じ地域に行ったのでぜひ確認したいと思っていました。目的地に行く通り道にあって、花から1ヶ月経っているのでそろそろ果期を迎えているはずだからです。で、結論はヤマアゼスゲということになりました。東...

ヤマツツジ(山躑躅)

どんどん季節は進んで、いつの間にやらヤマツツジの花も終わりの時期になってしまいました。狭山丘陵のヤマツツジはちょっとくすんだような朱色で、みな同じ色です。まとまってこんもりと咲くので、林の中での存在感は抜群です。・・なんていいつつ、枝先にぶら下がって咲いているのを載せたりします。こういう咲き方もすっきりしていて好きなんですけどね。わずか数輪でもよく目立ちます。【写真】ヤマツツジ(山躑躅) ツツジ科...

キンラン(金蘭)

今年のキンランは開花がやや遅れたようです。ギンランも遅かったし、大雪で地温が下がったのが影響しているのでしょう。ただ、数はそれなりに出ていましたのでよかったです。しかし相変わらず植物泥棒に盗まれる事態に変化はありません。キンランは特定の樹木から特定の菌類を介して栄養を摂取しているので、キンランが生育するシステムの要素のどれかひとつでも欠けると枯死します。この花は野にあってこそひときわ美しさを増す、...

ハリエンジュ(針槐)

ニセアカシアとも呼ばれ、「アカシア蜂蜜」といったらこの花が蜜源です。Wikipediaによると1873年(明治6年)に渡来したということなので、明確な目的を持って持ち込まれたのでしょう。原産地は北米大陸で、狭山丘陵ではあちこちで野生化しており、先週末は花の真っ盛りでした。花はてんぷらにするとおいしいそうです。ただし花以外は有毒なので食用にするときはご注意のほどを。【写真】ハリエンジュ(針槐) マメ科アカシア...

ヤブデマリ(藪手毬)

ガクアジサイのような花序がまっすぐ伸びた枝に上向きに咲きます。おかげでいつも下から眺めるようになってしまいうまく撮れません。ここは近くで撮れるよ、と教えていただいたので行ってみました。昨年は5月11日で花が終わる寸前でしたが、今年は同時期でちょうどです。キャッチャーミットみたいな装飾花の中にガマズミに似た両性花が咲きます。ヤブデマリはガマズミ属ですから似ていて当然といえばそうでしょう。ガクアジサイ...

カナビキソウ(鉄引草)

狭山丘陵某所でカナビキソウらしき花が咲いているとの情報をいただき、連れ立って見に行ってきました。確かにカナビキソウですね。ごく小さいながらも星のような端正な形をしています。・・が、これは萼片で、花弁はないそうです。見るからに花弁にしては硬そうな感じです。乾燥した荒地に近いところでもしっかり緑色の茎を伸ばしているので相当逞しいんでしょうね。この近くにヒメハギも咲いていて、当ブログ初登場の花を2種類も...

ギンラン(銀蘭)

草丈でいうと15cmほどの小さなランです。春の草の花が終わる頃に咲くためか、白く目立つので狭山丘陵では植物泥棒の被害に遭いやすいのが残念です。昨日も堀跡がありました。ギンランは菌根菌と共生していて、この菌類は特定の環境でないと生息できないそうです。たとえ盗掘して持ち帰っても、人工的に栽培する(というか生かし続ける)ことは不可能でしょう。今日は何ヶ所かギンランの状況をチェックしてきましたが、幸いにし...

ヒメハギ(姫萩)

以前から狭山丘陵のどこかにヒメハギが咲くと聞いていました。今日、ようやくヒメハギの花とのご対面が叶いました。他の花を探しに行ったら期せずして咲いていた、というところなんですが・・まずは形の分かりやすい写真から。萼片が5個あって、うちふたつは花弁のように左右に広がっています。花弁は3枚で付け根が合着した筒状、下の花弁の先端には珊瑚のような形の付属体が付いています。雌しべかと思ったら違うんですね。【写...

クチナシグサ(梔子草)

東京都、埼玉県ともにレッドデータブック記載の絶滅危惧種になっています。初めて見たときは珍しい花を見つけたと思ったんですが、その後探してみたらあるわあるわ・・そのうち絶滅危惧種の指定解除になるんじゃないかというくらいです。どっさり咲く場所を覚えてしまいましたので世話なしで撮れます。花弁にわずかに紫色が入っているのが分かりますかね・・うまく見えるといいんですが。【写真】クチナシグサ(梔子草) ハマウツ...

コメツブツメクサ(米粒詰め草)

3年ぶりの登場です。原っぱ一面が黄色く染まるくらいに咲くのですが、カメラを向けてファインダーを覗くと意外なくらいスカスカで、びっしり咲いている雰囲気になりません。しかも連休後半には花が終わりかけていたし・・砂糖菓子のようにきれいな花だとおもいます。ただし小さくて肉眼では形すらよく分かりません。小さなシジミチョウがこの花を好むようで、よく吸蜜しているのを見かけます。【写真】コメツブツメクサ(米粒詰め...

シラユキゲシ(白雪芥子)

中国東部原産の帰化植物で、中国の固有種だそうです。いつごろ日本に入り込んだのかは不明とのこと。暑さ寒さ、おまけに日陰にも強く、園芸用にも売っています。園芸用のものが漏出した可能性もあるんでしょうけど、この花の場所から最寄の民家まで500mくらいあります。残土に混じって入り込んだとか、何かの拍子でここに根を張ったのでしょう。地下茎を盛んに伸ばして増えるそうなので、これから増加するかもしれません。【写...

ノニガナ(野苦菜)

そろそろ季節のはず・・というか、昨年並みならもう咲き終っているかもしれないノニガナを探しに行ってきました。やはりちょっと遅めだったようです。一週間前の4月27日に探したときには気がつかなかったんですが・・茎を抱いて左右に突き出すような突起のある葉が特徴的です。しかし小さな個体でした。高さわずかに10cmくらい、花は5ミリほどでしょうか。【写真】ノニガナ(野苦菜) キク科埼玉県ではレッドデータブック...

ウラシマソウ(浦島草)

昨年は誰かが植えたんじゃないか的なギワクを持って撮ったウラシマソウ。その後狭山丘陵内の何ヶ所かで自生と思われる個体を確認しました。ここにあっても不思議じゃないかな・・とは思うものの、笹を刈ったら出てきた、ということがあるのかどうかは分かりません。マムシグサによく似ていますが、花序の先端の「付属体」がまるで釣竿のように見えます。和名はここからきているということですが、この由来は分かりやすくて納得感が...

チゴユリ(稚児百合)

昨年載せそびれたのを2月に載せているのであまり間が空いていないのですが、ちょっと面白いのがありましたので今年のチゴユリを載せることにします。まずは咲き始めた頃の普通のチゴユリです。草丈は15cmほど、一本伸びた茎の先にひとつかふたつ、白い花を咲かせるのが普通です。これはそのごく普通のもので、狭山丘陵の林床ではあたりまえの植物です。ずらっと並んで咲く姿を稚児行列に見立てた命名とのことですが、そんな雰...

ハナイカダ(花筏)

葉の中心に花が咲くという変り種です。進化の過程で葉柄と花柄が一緒になってしまったんでしょうね。花は葉が進化してできたものだといいますから、こういう姿になるものがあっても不思議はないかもしれません。でも多くの植物が葉と花を分化してしますから、やはり特異な印象です。ハナイカダにとってはこの姿が合理的だったのでしょう。上の写真は雄花で、葉の中心部に複数個の花を咲かせます。【写真】ハナイカダ(花筏) ハナ...

イカリソウ(錨草、碇草)

4月20日に蕾を確認したイカリソウ、翌週は開花して見頃になっていました。接近できない場所に咲いているので撮るのに苦労していましたが、最近はだいぶ人の入れる近いところまで増えてきているようです。とはいえ200ミリで撮って少しトリミングしてやっとこの程度なのですが・・おかげで3年ぶりの登場です。狭山丘陵では非常に珍しく、私の知っているのは一ヶ所だけです。幸いにして数は増えつつあるように思えます。【写真...