fc2ブログ

シオデ(牛尾菜)

  • 2018/06/30 : 野の花
  • 梅雨明け直後の土曜日、朝から丘陵を歩いてきました。
    9時頃で十分暑かったです。
    心も体も準備できていないのに真夏が来てしまいました。


    シオデ(牛尾菜)の雄株


    この時期はの種類が少ないので期待していませんでしたが、久々にシオデを見つけました。
    春に咲くタチシオデはたくさん見かけるのに夏のシオデはお目にかかれません。
    当ブログには5年ぶり2度目の登場です。

    【写真】
    シオデ牛尾菜) サルトリイバラ科
    被片が平開するタチシオデに対し、こちらは反り返ります。
    雌雄異株
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/30 9:29:13
    Tv 1/125
    Av 4.5
    ISO感度 1000
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    上の写真は雄株で、のアップはこちら。
    シオデとタチシオデはそっくりなようで被片の開き方とか葯の形が違ってます。


    シオデ(牛尾菜)の雄花


    一番違うのはの咲く時期でしょうかね。
    そういえば前回も雄花しか見たことがなかったので雌花を探してみました。
    10mくらい離れた場所にありました。


    シオデ(牛尾菜)の雌花


    雌花タチシオデにそっくりながら花被片が反り返ってますね。
    雌雄そろえられてよかったです。
    探してみるもんです。

    スポンサーサイト



    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : シオデ牛尾菜サルトリイバラ科野草タチシオデ雌雄異株梅雨明け真夏雌花

    ホソバイヌビワ(細葉犬枇杷)

  • 2018/06/29 : 野の花
  • 昨年教えてもらったホソバイヌビワを見てきました。
    さてこれはなのか実なのか・・時期的には実になりかかっているかもしれません。
    一応、だと思って撮っています。


    ホソバイヌビワ(細葉犬枇杷)


    の構造はイチジクと同じです。
    見た目も小さなイチジクという感じですね。
    名前はビワでもイチジク属です。

    【写真】
    ホソバイヌビワ細葉犬枇杷) クワ科
    の写真ということであれば、割って撮らないといけなかった!?
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/24 14:28:35
    Tv 1/100
    Av 4.5
    ISO感度 400
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    なかなか愛嬌のある姿ですよね。
    その名のとおり葉は明らかに細長いです。
    樹木の同定は苦手なんですけど、さすがにこれはわかるかと・・


    ホソバイヌビワ(細葉犬枇杷)


    関東地方は暑い日が続くと思ったら、今日梅雨明け宣言ですか。
    6月中に梅雨明けというのは前代未聞、沖縄波じゃありませんか。
    夏の後半あたりにゲリラ豪雨とか、大きな台風が来るとか、何かありそうな気がしてなりません。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ホソバイヌビワ細葉犬枇杷クワ科イチジクビワ梅雨明けゲリラ豪雨沖縄台風

    ヤブレガサ(破れ傘)

  • 2018/06/28 : 野の花
  • そろそろヤブレガサが咲いているはずと思って群生地に行ってみました。
    すっかり終わっているじゃありませんか。
    残っているを探すのに時間がかかってしまいました。


    ヤブレガサ(破れ傘)


    頭花をアップで見ると筒状花が束になっているのが分かります。
    構造はいかにもキク科らしいです。
    しかし地味なだなぁ・・

    【写真】
    ヤブレガサ破れ傘) キク科
    発芽から開まで何年もかかるそうです。
    子孫を残すというのはそれだけエネルギーが必要だということでしょう。
    多年草
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/17 12:45:51
    Tv 1/60
    Av 5.6
    ISO感度 800
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    先の若い葉は破れ傘の名前がぴったりな姿です。
    でもの時期になると破れ傘の面影があまりないような・・


    ヤブレガサ(破れ傘)


    林の中でひっそりと咲いている姿は悪くないです。
    残念なことに必ず薄暗いところで咲いているんですよね。
    下の写真は3月末に撮ったものです。


    ヤブレガサとヒトリシズカ


    このくらいであれば「破れ傘」に見えますかね。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ヤブレガサ破れ傘キク科野草多年草筒状花頭花発芽

    サンカクイ(三角藺)

  • 2018/06/27 : 野の花
  • 名前は藺(イ)ですけどカヤツリグサの仲間です。
    姿がイグサに似ているということでしょうね。
    茎は見事な三角形で触ると一層よくわかります。


    サンカクイ(三角藺)


    5月28日に載せたカンガレイにそっくりです。
    サンカクイの小穂には柄がついていますがカンガレイにはありません。
    小穂の柄がとてもはっきりしているを見つけたので撮ってみました。

    【写真】
    サンカクイ三角藺) カヤツリグサ科
    休耕田など湿地に生える多年草
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    ファームウェア Firmware Version 1.1.3
    撮影日時 2018/06/24 13:03:19
    Tv 1/400
    Av 4.5
    ISO感度 100
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    サンカクイを撮っていたら、よく見るとカンガレイも一緒に生えています。
    上のサンカクイで下のほうに咲いているのがカンガレイ
    カンガレイの小穂は茎に直接くっついているのが分かります。


    サンカクイとカンガレイ


    改めて眺めてみたらカンガレイのほうが多いようでした。

    この先一中間ほど、埼玉地方は梅雨明けしたような猛暑が続くようです。
    無理せずのんびり行きましょう。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : サンカクイ三角藺カヤツリグサ科野草多年草カンガレイ梅雨明け湿地猛暑

    ノカンゾウ(野萱草)

  • 2018/06/26 : 野の花
  • 今年は早目に咲くが多いのでノカンゾウも咲いているかと期待していました。
    咲いてはいたものの、まだまだ数は少ない状態でした。
    次の週末あたりはだいぶ咲いているだろうと思います。


    ノカンゾウ(野萱草)


    とはいえ咲いていたら撮りたくなるというものです。
    まとまって咲いているところは後日として、きれいなのを選んでみました。
    情熱的な色ですねぇ。

    【写真】
    ノカンゾウ野萱草) ツルボラン科ススキノキ科
    万葉集に「忘れ草」という名前で詠まれているので、古来から親しまれたなのでしょう。
    APG体系第4版(APG4)からツルボラン科
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/24 13:05:52
    Tv 1/250
    Av 5.6
    ISO感度 100
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    いよいよ夏のが登場してきましたね。
    忘れ草は和歌では夏の季語だそうです。


    ノカンゾウ(野萱草)


    田んぼの周辺なんかに多いです。
    小川の辺に咲くノカンゾウオニドコロに飲み込まれてしまいそうでした。
    当地では丘陵の南側に一重のノカンゾウ、北側に八重のヤブカンゾウが多いように思いますがどうでしょう。


    ノカンゾウ(野萱草)


    こちらはカナムグラに絡まれていて、やっぱり飲み込まれてしまうかな・・
    夏の登場とともに埼玉は梅雨明けしたような暑さです。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ノカンゾウ野萱草ツルボラン科ススキノキ科野草ヤブカンゾウ忘れ草万葉集オニドコロ

    バイカツツジ(梅花躑躅)

  • 2018/06/25 : 野の花
  • このも今年は早目の開のようです。
    昨年は7月初めに撮ってましたが、今年は6月24日で咲き殻が結構ありました。
    これも見逃したかと思ったら、ちゃんと咲いていましたね。


    バイカツツジ(梅花躑躅)


    葉の下にがついて、多くは下向いて咲いています。
    なので見上げるような格好で撮ることが多いです。
    小さな木だとすごい格好で撮ることになってしまいます。

    【写真】
    バイカツツジ梅花躑躅) ツツジ科
    の数が少なくてツツジっぽくないです。
    花の時期は6~7月で、の花です。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/24 13:41:43
    Tv 1/160
    Av 4.5
    ISO感度 800
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    この木は割と大きかったので下から撮るのもそんなに大変ではありませんでした。
    落葉低木で2mくらいまで育つようです。


    バイカツツジ(梅花躑躅)


    写真を見ていて気が付きましたが、葉柄腺毛がありました。
    若い枝や葉柄には腺毛があるそうです。
    触ったらべたつくんでしょうかね!?


    バイカツツジ(梅花躑躅)


    こんな具合に花はすべて葉の下です。

    今日は梅雨明けしたかのような陽気でした。
    ってこんな暑さなんでしたっけ・・

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : バイカツツジ梅花躑躅ツツジ科落葉低木ツツジ梅雨葉柄腺毛

    ヤブジラミ(藪虱)

  • 2018/06/24 : 野の花
  • こちらではありふれた雑草なんですがほぼ毎年載せています。
    なんとなればこの時期は案外が少ないんですよね。
    週末しか活動できないし、天気が悪い日も多いですし。


    ヤブジラミ(藪虱)


    小さいながらなかなかきれいだと思います。
    しわだらけのはいかにもセリ科らしいです。
    咲いたばかりのは葯がピンクで一層かわいらしいです。

    【写真】
    ヤブジラミ藪虱) セリ科
    いつも思いますが「虱」という名前はちょっとかわいそうです。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/24 13:21:32
    Tv 1/320
    Av 5.6
    ISO感度 100
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    いつの間にかこのも終わりかけのようで、すでに結実しているのも多くありました。
    徐々にも登場してきて、梅雨も後半戦です。


    ヤブジラミ(藪虱)


    今日はこの花じゃなくてクララを見たくて出かけました。
    残念ながらクララの花は写真に撮れるものは残っていませんでした。
    やはり今年は季節の進みが早いですね。


    ヤブジラミ(藪虱)


    よく似たオヤブジラミよりも1ヶ月くらい遅く登場します。
    オヤブジラミが終わると入れ替わりで登場するタイミングですね。
    これも交雑しない工夫なんでしょうか。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ヤブジラミ藪虱セリ科野草雑草オヤブジラミ梅雨クララ

    コイケマ(小生馬)

  • 2018/06/23 : 野の花
  • 毎年チェックしているコイケマが今年も咲きました。
    東京都のレッドデータブックには絶滅と書かれているので、もしかしたらこれが最後のひとつかもしれません。
    今年も無事に咲いてよかったです。


    コイケマ(小生馬)


    蔓を伸ばしながら球状の序をたくさんつけています。
    咲いているものもあれば小さな蕾もありました。
    これで目いっぱい咲いている状態なので目立たないですね。

    【写真】
    コイケマ小生馬) キョウチクトウ科ガガイモ亜科
    たくさん撮ったつもりだったのに帰って確認したら案外少なかった・・
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/17 12:15:37
    Tv 1/50
    Av 8.0
    ISO感度 400
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM

    東京都RDB2013:絶滅(北多摩)


    大きなハート形の葉は葉脈がはっきりしていて美しいです。
    これを目印に探せば一目瞭然です。


    コイケマ(小生馬)


    の中心にずい柱、その周りに白い副冠が5枚、外側に緑色の冠が5枚。
    の構造はいかにもガガイモの仲間らしいです。
    これだけ花がたくさん咲くんだから、もう少し個体数が増えてもいいようなものですが、今年も蔓は1本だけの模様です。


    ベニシジミ


    それはそうと「コ」の付かないイケマが見つかりません。
    何年か前に一度見たきりです。
    どこかにあると思うんですけどねぇ・・
    最後はおなじみのベニシジミを。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : コイケマ小生馬キョウチクトウ科ガガイモ野草絶滅イケマベニシジミレッドデータブック

    ムラサキシキブ(紫式部)

  • 2018/06/22 : 野の花
  • 丘陵の遊歩道を歩いているとふわっとさわやかな芳香が漂ってきました。
    そういえばこのも6月だったなと・・
    小さなながら弁の紫と葯の黄色がきれいです。


    ムラサキシキブ(紫式部)


    ムラサキシキブといったらよりも秋にできる実ですかね。
    つやのある薄紫の実はとてもきれいです。
    でもだって捨てたもんじゃありません。

    【写真】
    ムラサキシキブ紫式部) シソ科
    もともと「ムラサキシキミ」と呼ばれていたものが転じてムラサキシキブになったそうです。
    シキミ」とは重る実=実がたくさんなるという意味。(Wikipedia)
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/17 9:20:43
    Tv 1/250
    Av 4.0
    ISO感度 640
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    この時期、当地で香るはこれとリョウブです。
    どちらも爽やか系ですかね。


    ムラサキシキブ(紫式部)


    私でも嗅ぎ分けられるのでそれなりに特徴があると思います。
    どちらも夏が近いことを感じる匂いです。

    大きな木の枝先に赤紫のができていました。


    ハリエンジュ(ニセアカシア)の実


    ハリエンジュニセアカシア)の実でした。
    そりゃマメ科ですから、もできようというものです。
    いっぱいある木ですがしみじみ眺めたことはなかったかも。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ムラサキシキブ紫式部シソ科シキミ芳香リョウブハリエンジュニセアカシア

    ナンテンハギ(南天萩)

  • 2018/06/21 : 野の花
  • 先週末、ウツボグサを見に行った場所でナンテンハギが咲いていました。
    私の中ではすっかり秋ののイメージだったのでちょっとびっくり。
    10月頃にしか見たことがなかったもので・・


    ナンテンハギ(南天萩)


    調べてみたらの時期は6月から10月頃とのこと。
    ずいぶん長いこと咲いているんですね。
    狂い咲きかと思ったら普通に咲いているってことですか。

    【写真】
    ナンテンハギ南天萩) マメ科
    いかにもマメ科らしいです。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/17 9:59:00
    Tv 1/250
    Av 5.6
    ISO感度 400
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    咲き始めのかと思ったら、すでにができていました。
    これは絹さやを小さくしたような・・そっくりです。


    ナンテンハギ(南天萩)


    秋にはもっとたくさん咲いているんですが、の数は少なめです。
    でも色がはっきりしているので緑の中ではよく目立ちます。
    それと、ウツボグサなんですが、日なたのせいか色の濃いこと。


    ウツボグサ(靭草)


    ナンテンハギと色がよく似ていて、最初は全部ウツボグサかと思いました。
    ナンテンハギを見落とさなくてよかったです。
    日当たりがいいところなので紫外線対策のアントシアニン大量産生でしょうかね。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ナンテンハギ南天萩マメ科野草ウツボグサ絹さやアントシアニン狂い咲き

    ノリウツギ(糊空木)

  • 2018/06/20 : 野の花
  • 梅雨時のといったらやっぱり紫陽花ですね。
    こちらの丘陵のあちこちで咲くノリウツギアジサイ科です。
    序の形が三角形に近いですけど、構造はガクアジサイのようですね。


    ノリウツギ(糊空木)


    とある場所の木がきれいに咲いていますよという情報をいただきました。
    行ってみたら両性が半分くらい咲いていて、見ごろでした。
    木全体がたくさんので覆われています。

    【写真】
    ノリウツギ糊空木) アジサイ科
    樹液を和紙を漉く際の糊に使ったところから。
    別名:ノリノキ(糊の木)、サビタの木
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/17 12:30:07
    Tv 1/400
    Av 5.6
    ISO感度 400
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    両性を取り巻く装飾花が真っ白なので話の中で咲いているととても目立ちます。
    日当たりのいいところよりもちょっと影になるようなところで咲いているほうが見栄えがする気がします。


    ノリウツギ(糊空木)


    花盛りですね。
    肉眼で見た以上にいっぱい咲いているように写ってしまいました。
    この木は割と日当たりのよさそうなところにあったので少し早く咲いたようです。


    ノリウツギ(糊空木)


    一昨日、栃木県内の山中を車で走っていたら道路わきの斜面一面にイワガラミが咲いているのを何ヶ所かで見ました。
    当地にもイワガラミがあるんですけど花が咲いているのをめったに見かけません。
    何が違うんでしょう・・個人的には日照だろうと思いますが。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ノリウツギ糊空木アジサイ科梅雨紫陽花ガクアジサイサビタの木和紙イワガラミ

    ウマノスズクサ(馬の鈴草)

  • 2018/06/19 : 野の花
  • そろそろの時期が近いはずと思って見に行ってみました。
    6月の初めですでにが咲いていました。
    今年はちょっと早めの開でしょうか。


    ウマノスズクサ(馬の鈴草)


    毎年見ている気がしますが、何度見ても奇妙な形です。
    の本体は丸い球のような部分の中にあって見ることができません。
    ラッパ状の部分は萼筒です。

    【写真】
    ウマノスズクサ馬の鈴草) ウマノスズクサ科 有毒
    当地では梅雨時のです。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/03 13:56:21
    Tv 1/160
    Av 5.6
    ISO感度 100
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    ジャコウアゲハの唯一の食草だそうですが・・
    以前、ウマノスズクサジャコウアゲハ幼虫を確認した場所に行ってみました。


    ウマノスズクサ(馬の鈴草)


    一生懸命探したものの、センニンソウの蔓ばかりでウマノスズクサは見つかりませんでした。
    でもジャコウアゲハ幼虫を見つけました。
    センニンソウの葉の上にいたんですけど、ウマノスズクサ以外も食べる!?


    ジャコウアゲハ(幼虫)


    藪が深かったので、きっと目につかない場所にウマノスズクサの蔓があるはず。
    あるに違いない!?
    さてこいつは何を食べて大きくなったんでしょう。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ウマノスズクサ馬の鈴草ウマノスズクサ科有毒野草ジャコウアゲハ幼虫梅雨センニンソウ

    オカトラノオ(丘虎の尾)

  • 2018/06/18 : 野の花
  • 6月の半ばを過ぎると丘陵のあちこちに登場します。
    当地の初夏を代表するといっても過言ではないと思います。
    小さな白いが多数集まった花序が風になびいているようにも見えますね。


    オカトラノオ(丘虎の尾)


    とある場所でえらく立派なオカトラノオを見つけました。
    これほど見事なはそうお目にかかれるものではないというくらいです。
    生育地の条件がよかったんでしょうね。

    【写真】
    オカトラノオ丘虎の尾) サクラソウ科
    葉の付け根部分が赤紫になるのですぐにわかります。
    当地でのの見ごろは例年6月20日くらいなので若干早く咲いたようです。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/17 11:09:04
    Tv 1/160
    Av 5.6
    ISO感度 400
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    オカトラノオの群落に行くと全部同じ方向になびいているのが不思議です。
    日当たりの良し悪しとか多くの要素があるんでしょうけど・・


    オカトラノオ(丘虎の尾)


    この群落の個体は総じて立派な花序を付けていました。
    の数が多くて、頼もしささえ感じるくらいです。
    例によって最後に花のアップを載せておきます。


    オカトラノオ(丘虎の尾)


    サクラソウっぽいですかね!?

    tag : オカトラノオ丘虎の尾サクラソウ科野草初夏サクラソウ花序6月日当たり

    アカメガシワ(赤芽槲)

  • 2018/06/17 : 野の花
  • 今日はやたらとアカメガシワが目につきました。
    こんなにいっぱいあったんだなと少なからずびっくりです。
    伐採や山火事のあとで真っ先に登場してくるそうなので、道路脇とかに多いのもわかる気がします。


    アカメガシワ(赤芽槲)


    雌雄異株で、これは雄花
    多数の雄しべが球状になっていて、序にずらっと並んでいます。
    まだ咲き始めでしたがこのくらいの時期が一番きれいかも。

    【写真】
    アカメガシワ赤芽槲) トウダイグサ科
    有毒な植物の多いトウダイグサ科にあって、めずらしく食用になる。
    樹皮や葉は生薬として使われるそうです。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/17 10:14:11
    Tv 1/320
    Av 4.0
    ISO感度 100
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    新芽が赤く葉がのように大きい、またはの葉のように使われるというのが名前の由来だそうです。
    確かに新芽はきれいな赤色をしています。


    アカメガシワ(赤芽槲)


    こちらは雌花
    非常にきれいな色合いでした。
    たぶん咲き始めだからでしょう、こんなきれいな色のは初めて見ました。


    アカメガシワ(赤芽槲)


    日当たりのいい場所では大きな木全体が黄色く見えるほどのを咲かせていました。
    トウダイグサ科熱帯に多いのでアカメガシワも暖かいほど活発なのか?

    今日はたくさんのアカメガシワを見ましたが、圧倒的に雄株が多いです。
    男女比率は1:1ではなさそうに思えます。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : アカメガシワ赤芽槲トウダイグサ科雌雄異株雄花雌花生薬熱帯

    クモキリソウ (蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草)

  • 2018/06/16 : 野の花
  • 野生ランは地味なが多いです。
    クモキリソウもご多分に漏れず、いかにも野生らしい姿です。
    でもしっかりランの特徴を備えていますが。


    クモキリソウ (蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草)


    以前に確認していたクモキリソウを確認したところ、今年もありました。
    今年は地中の菌類の状態がよくないようなので心配していました。
    ある程度光合成もできるので影響は小さかったのでしょうか。

    【写真】
    クモキリソウ蜘蛛切草蜘蛛散草雲霧草) ラン科
    こちらでは比較的よく見かけるランです。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    Tv 1/200
    Av 4.5
    ISO感度 1000
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM

    埼玉県RDB2011:準絶滅危惧


    をアップで撮ってみました。
    大きな唇弁、左右に伸びる細い2本が側弁、弁は3枚です。
    上と左右斜め下にまっすぐ伸びるのが背萼片と側萼片。


    クモキリソウ (蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草)


    もうそろそろクモキリソウ属のコクランが咲き始めるころかと思います。
    昨年は大部分の個体で茎が立ち枯れ状態でが咲きませんでした。
    今年はどうでしょう。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : クモキリソウ蜘蛛切草蜘蛛散草雲霧草野草ラン科野生ランコクラン

    イヌヌマトラノオだろうか!?

  • 2018/06/15 : 野の花
  • 先日ネジバナを撮っていたら、近くにこれが咲いていました。
    第一印象はヌマトラノオっぽいなと思ったんですが、なんか違う・・
    そもそも6月の初めにヌマトラノオが咲くなんて聞いたことないし。


    何とかトラノオ 


    互生している葉は細くてヌマトラノオっぽいです。
    茎に細かい毛がびっしりと生えていたのでヌマトラノオではないですね。
    葉の付け根は赤くなっていないのでオカトラノオじゃないし。

    【写真】
    何とかトラノオ サクラソウ科
    正体がわかりません。
    オカトラノオよりも先に咲いていたのでヌマトラノオではないと思います。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/09 14:36:30
    Tv 1/500
    Av 4.5
    ISO感度 100
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    をアップで見たらヌマトラノオに近そうです。
    オカトラノオとかノジトラノオはもうちょっと弁が細めでもっと開いているかと思います。


    何とかトラノオ 


    個体数は結構あったんですが群生というほど多くもないし・・
    どれも細菌か病気に感染しているようでした。
    でも茎の毛は感染のせいではなさそうです。


    何とかトラノオ 


    可能性としては早目に咲いてしまったイヌヌマトラノオオカトラノオとヌマトラノオの交雑種)でしょうか。
    ただし咲いていた場所は湿った場所ではなく、普通の草地でした。
    これだ!と言い切れないのはもどかしいですが、わかりません。
    こいつが何者かお分かりになる方、ご教示いただけると幸いです。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : オカトラノオヌマトラノオイヌヌマトラノオノジトラノオ野草サクラソウ科トラノオ交雑ネジバナ

    キハギ(木萩)

  • 2018/06/14 : 野の花
  • 萩と言ったら秋の七草を思い浮かべます。
    でもキハギは夏ので、梅雨時から夏にかけて開します。
    昨年を撮った木を見に行ったら、今年も咲いていました。


    キハギ(木萩)


    白地に赤紫の模様が美しいです。
    林の縁に多いそうですが、これもおおむねそんな場所でした。
    こちらではあまり見かけない樹木なので毎年確認しておきたいです。

    【写真】
    キハギ木萩) マメ科
    ハギ属落葉低木
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/09 13:16:37
    Tv 1/50
    Av 8.0
    ISO感度 1250
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    が咲いてい吐いたものの、まだまだ数が少ない状態でした。
    ヤマハギみたいにたくさん咲くものではないとはいえ、ちょっと淋しいかな・・


    キハギ(木萩)


    落葉低木の低木ってどのくらいまでを言うのか!?
    調べてみたら3mくらいまでの大きさになるものが低木、1mくらいにしかならないものが小低木だそうです。
    ということはコウヤボウキやヤブコウジは小低木ってことになりますね。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : キハギ木萩マメ科落葉低木小低木ハギ属秋の七草ヤマハギ梅雨

    ネジバナ(捩花、捩摺)

  • 2018/06/13 : 野の花
  • このが咲き始めると夏が近いなと思います。
    街路樹の下なんかで咲いていることもあって、ほぼ雑草レベルです。
    をアップで見たら間違いなくランなんですけど。


    ネジバナ(捩花、捩摺)


    今日は職場近くの大通りの植え込みで咲いているのを見つけました。
    なかなかタフそうですが、個体の寿命自体は短いそうです。
    何年か前に巨大なネジバナが出現した場所がありましたが、今年は出ていなかったので寿命が来たんでしょうか。

    【写真】
    ネジバナ捩花捩摺) ラン科
    ラン科の植物で一番多くみられるのではないかと思います。
    別名:モジズリ
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/09 14:31:35
    Tv 1/80
    Av 8.0
    ISO感度 200
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    とはいえ地生ランですので菌根を形成しています。
    単独で鉢植えにしても育たないとか。


    シロバナモジズリ


    まれに純白のを咲かせるものがあります。
    シロバナモジズリというやつですね。
    他の場所でも見たことがありますが数年で姿を見なくなりました。


    ネジバナ(捩花、捩摺)


    多年草とはいえ寿命がそれほど長くないからでしょうかね。
    今日は全部縦アングルになってしまいました。
    この花を横で撮るのはなかなか難しいです。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ネジバナ捩花捩摺ラン科野草多年草シロバナモジズリラン雑草

    イチヤクソウ(一薬草)

  • 2018/06/12 : 野の花
  • 今年は栄養を菌類に依存している植物の生育が総じてよくないようです。
    ギンリョウソウやエンシュウムヨウランは特に数が少なかったです。
    そのためイチヤクソウも不作ではないかと心配していました。


    イチヤクソウ(一薬草)


    大丈夫でした。
    毎年観察している場所では例年並みのの数でした。
    イチヤクソウは菌類に100%依存ではない部分的菌従属栄養植物だからでしょうか。

    【写真】
    イチヤクソウ一薬草) ツツジ科イチヤクソウ亜科
    菌類に養分の多くを依存しており、鉢植えでは育ちません。
    なお科名はAPGⅣ(機種依存文字「4」)に基づく表記です。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    Tv 1/125
    Av 5.6
    ISO感度 1600
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM

    東京都RDB2013:準絶滅危惧(北多摩)


    結構立派な葉を持っているように見えて、光合成だけでは不十分なんですね。
    林の中などの日当たりのよくないところを好んで生えてますし。


    イチヤクソウ(一薬草)


    このを下から見るとまるでカブトガニのようです。
    ついつい下からのぞき込んでみたくなるんですけど、上から見てもかわいらしいものです。
    ちょっとウメガサソウに似ているかも!?


    イチヤクソウ(一薬草)


    そういえばウメガサソウツツジ科イチヤクソウ亜科でした。
    イチヤクソウと同じく菌類に栄養を依存していますが、形成する菌根の形態は異なっているとか。


    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : イチヤクソウ一薬草ツツジ科イチヤクソウ亜科野草菌従属栄養植物光合成ウメガサソウカブトガニ

    ヤマホタルブクロ(山蛍袋)

  • 2018/06/11 : 野の花
  • 昨日のホタルブクロに続いて今日はヤマホタルブクロです。
    ぱっと見はまるっきり同じですよね。
    以外の違いと言ったらこっちのほうがやや色が濃いくらいでしょうか。


    ヤマホタルブクロ(山蛍袋)


    とはいえここに咲いていたのがたまたまこういう色だっただけです。
    昨年まではほぼ白に近いヤマホタルブクロも咲いていたので、色のバリエーションはあります。
    この日に咲いていたのは濃い目の紫ばかりでしたが・・

    【写真】
    ヤマホタルブクロ山蛍袋) キキョウ科
    山地に咲くとのことですが、こちらの丘陵でもところどころで咲いています。
    学名は Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwi、ホタルブクロ変種という名称です。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/09 13:39:41
    Tv 1/320
    Av 5.6
    ISO感度 100
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    これは片の間が持ち上がったようになっています。
    が開き気味だったせいでしょうかね。
    片が太くて短いのでヤマホタルブクロでしょう。


    ヤマホタルブクロ(山蛍袋)


    ヤマホタルブクロは茎の先端から咲いていくんですね。
    根元に近づくにつれて蕾が小さくなっています。
    あまり意識して見たことがなかったので、改めて認識しました。


    ヤマホタルブクロ(山蛍袋)


    う~ん、こんなによく似たが並んで咲いているんだから自然交雑が見られてもよさそうなものですが・・
    それっぽいかなと思ったらやっぱりヤマホタルブクロでした。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ヤマホタルブクロ山蛍袋キキョウ科野草ホタルブクロ変種交雑丘陵

    ホタルブクロ(蛍袋)

  • 2018/06/10 : 野の花
  • 二週間ほど前から芽の状態を確認に行っていました。
    先週末はが咲く気配を感じなかったのに、今週末は見ごろと言っていいくらい咲いていてびっくりです。
    一週間ってが育つには十分な時間のようですね。


    ホタルブクロ(蛍袋)


    ホタルブクロヤマホタルブクロが並んで咲いている場所で撮りました。
    ホタルブクロ萼片が細長く、萼片の間に反り返った付属体があります。
    隣り合って咲いているんですけど交雑しないんでしょうか。

    【写真】
    ホタルブクロ蛍袋) キキョウ科
    野のとしては大きいですね。
    北海道~九州に分布する多年草
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/09 13:34:06
    Tv 1/250
    Av 4.5
    ISO感度 200
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    の色はこの日に咲いていたのはみんなこの色でした。
    ヤマホタルブクロはもう少し濃い色のが咲いていたので、近いうちに掲載します。


    ホタルブクロ(蛍袋)


    アップで見たら萼の形状が分かりやすいです。
    ヤマホタルブクロ萼片の間が盛り上がるようになっているだけです。
    それ以外には特に外見上の違いはないようですね。


    ホタルブクロ(蛍袋)


    この写真は昨日撮りましたが真夏の暑さでヘロヘロになりました。
    打って変わって今日は雨が降って肌寒いくらいです。
    まぁ梅雨時らしいと言ったらそれまでですが、体にはきついです。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ホタルブクロ蛍袋キキョウ科野草多年草ヤマホタルブクロ梅雨萼片付属体

    ウツボグサ(靫草)

  • 2018/06/09 : 野の花
  • 先週見に行ったものの早すぎたウツボグサ、本日リトライです。
    ほぼのピークでしょう、先週緑色だった群落が紫色になっていました。
    今年は付きがあまりよくない!?


    ウツボグサ(靫草)


    の形はオドリコソウを小さくしたような、シソ科らしい形です。
    輪生するのもシソ科によく見られますね。
    穂が太いのが特徴的です。

    【写真】
    ウツボグサ靫草) シソ科
    特に珍しい植物ではないと思いますが、当地ではあまり見かけません。
    別名:夏枯草カゴソウ
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/09 14:21:48
    Tv 1/160
    Av 5.6
    ISO感度 200
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    今は元気いっぱいに咲いていますが7月くらいには茶色くなっています。
    別名の夏枯草はそこから来ているんでしょうね。


    ウツボグサ(靫草)


    一番まとまって咲いている場所でこんな感じです。
    昨年よりも数が増えているように思いました。
    昨年は6月11日に撮っているので、このに関しては昨年並みの開花時期といったところです。


    ウツボグサ(靫草)


    この花を撮ったあとで別の花を探しに行って、??と思う花を見つけました。
    慎重に同定したいので調査結果が出たら載せようと思います。
    もしかしたら、な~んだ、これか・・というものかもしれませんが。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ウツボグサ靫草シソ科野草夏枯草カゴソウオドリコソウ輪生開花

    ヒメザゼンソウ(姫座禅草)

  • 2018/06/08 : 野の花
  • 6月に入るとこのが登場します。
    狭山丘陵ヒメザゼンソウはたまにTVで紹介されたりするせいか、見物に来る方も多いです。
    丘陵のアイドル的存在というか。


    ヒメザゼンソウ(姫座禅草)


    いかんせん非常に小さなで、仏炎苞の高さがせいぜい5cmほどです。
    「こんなに小さいの~!?」なんて言っている方も少なからず・・
    そう、とても小さいのです、ヒメですから。

    【写真】
    ヒメザゼンソウ姫座禅草) サトイモ科
    葉が枯れてからが咲きます。
    姿はかわいいけど有毒です。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/02 10:56:06
    Tv 1/30
    Av 5.6
    ISO感度 2500
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM

    東京都RDB2013:絶滅危惧IA類(北多摩)
    埼玉県RDB2011:絶滅危惧IB類


    春先に葉が出て、が咲くころに葉は落ちてしまいます。
    とはいえいくらか残っていることが多いですが今年はすっかり葉がなくなっていました。


    ヒメザゼンソウ(姫座禅草)


    の右にある緑色のパイナップルみたいなのは昨年のの成れの果てです。
    パイナップルと同じく集合果ってやつです。

    ヒメザゼンソウは埼玉緑の森博物館の周辺で見ることができます。
    ちなみにこの写真は別の場所で撮りました。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ヒメザゼンソウ姫座禅草サトイモ科野草有毒狭山丘陵アイドル仏炎苞絶滅危惧

    ヘラオオバコ(箆大葉子)

  • 2018/06/07 : 野の花
  • こいつは初夏の原っぱで元気いっぱいの植物というイメージです。
    この写真を撮ったのは4月29日だったので今年は早目の登場みたいです。
    やはり気温が高かったということでしょう。


    ヘラオオバコ(箆大葉子)


    葉はロゼット状に地面に広がっていて草刈りにはめっぽう強いです。
    草刈り機で葉を刈ることができないようです。
    草刈りしても一週間ほどでまたを咲かせてしまいますから蔓延りますよね。

    【写真】
    ヘラオオバコ箆大葉子) オオバコ科
    ヨーロッパ原産の帰化植物で、最近特によく見かけるような気がします。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/04/29 13:23:34
    Tv 1/1000
    Av 4.0
    ISO感度 100
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    下のほうから順にが咲いていくんですね。
    咲き終わったところは茶色い咲き殻みたいになっています。


    ヘラオオバコ(箆大葉子)


    子どものころによくオオバコ相撲なんてやりましたけど、この茎はかなり強そうです。
    在来種のオオバコではとても太刀打ちできそうにありません。


    ヘラオオバコ(箆大葉子)


    好き放題に繁栄を謳歌してます。
    ちょっと自由すぎるかな!?

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ヘラオオバコ箆大葉子オオバコ科野草ヨーロッパ帰化植物オオバコ草刈りロゼット

    アキマルニワゼキショウ(仮) ?

  • 2018/06/06 : 野の花
  • アキマルニワゼキショウらしいが咲いているとのことで見に行きました。
    ・・これかな、は紫色のニワゼキショウだけど。
    よく見たらと萎んだ咲き殻だけで、実がひとつもできていません。


    アキマルニワゼキショウ(仮) 


    ニワゼキショウオオニワゼキショウが自然交雑した雑種です。
    そういえば同じ場所で昨年それらしいを撮っていました。
    昨年見たのは青っぽい紫だったので色は1種類ではないようです。

    【写真】
    アキマルニワゼキショウ(仮) アヤメ科
    は盛んに咲くものの実ができない不稔です。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/03 12:55:31
    Tv 1/500
    Av 5.6
    ISO感度 100
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    草丈は30cmほどもあって、大きなニワゼキショウという感じです。
    しかも力強い大株で、こんなニワゼキショウは見たことがありません。


    アキマルニワゼキショウ(仮) 


    とても立派な株に育っています。
    雑種強勢といって、もとになったどちらの種よりも優良形質な雑種ができるのだそうです。
    なるほどね、ハイブリッドってそういうの多いですね。


    アキマルニワゼキショウ(仮) 


    もっと探せばいろんな色のが見つかりそうです。
    なお名称は仮称らしく、漢字表記は確認できませんでした。
    来年も忘れずに探してみましょう。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : アキマルニワゼキショウアヤメ科野草交雑ニワゼキショウオオニワゼキショウ雑種強勢不稔ハイブリッド

    ツメクサ(爪草)

  • 2018/06/05 : 野の花
  • 公園のベンチでお昼のおにぎりを食べていて、ふと足元を見たら咲いていました。
    そういえば以前にここで見たんだっけ・・
    周囲の草に埋もれるようにあちこちにありました。


    ツメクサ(爪草)


    ノミノツヅリにそっくりです。
    ナデシコ科らしい五弁は、いくらなんでも小さすぎます。
    しかもまばらにしか咲いていなかったのでちょっと淋しい絵になってしまいました。

    【写真】
    ツメクサ爪草) ナデシコ科
    そこらの雑草ですね。
    日当たりのいいところでしたがが少なかったです。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/05/26 13:04:06
    Tv 1/60
    Av 5.6
    ISO感度 400
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    こちらはなんだか少し豪華なに見えました。
    よく見ると弁が1枚余計についています。
    1枚多いくらいはいろんなで見られるので特に珍しくもないですが。


    ツメクサ(爪草)


    確か去年ここに載せたよな・・と思って検索したら何と2年前でした。
    もう2年も経ったのかと愕然としてしまいました。
    時間はどんどん過ぎていくよね。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ツメクサ爪草ナデシコ科野草ノミノツヅリ雑草公園検索おにぎり

    ツルアリドオシ(蔓蟻通し)

  • 2018/06/04 : 野の花
  • 6月に入ったのでそろそろツルアリドオシが咲いているはず・・
    と思って毎年チェックしている群生地に行ってみました。
    しかし、の姿がまったくない!!


    ツルアリドオシ(蔓蟻通し)


    ということで別の群落に行ってみたら、そっちもが見当たりません。
    何人かで探して10個体くらい咲いているのを見つけました。
    こんなにが少ないのは覚えがないです。

    【写真】
    ツルアリドオシ蔓蟻通し) アカネ科
    葉やアリドオシに似ているのでこの名があります。
    アリドオシが常緑低木なのに対し、こちらは多年草
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/02 9:40:04
    Tv 1/25
    Av 8.0
    ISO感度 2000
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM

    東京都RDB2013:絶滅危惧IA類(北多摩)


    ツルアリドオシには柱(雌しべ)が長い長花柱花、雄しべが長い短花柱花の2パターンがあります。
    これは4本の雄しべが突出している短花柱花です。
    呼び名のとおり雌しべは短くて花の中に埋もれていて見えません。


    ツルアリドオシ(蔓蟻通し)


    不思議なことにひとつの群落は長花柱花短花柱花のどちらか一方だけで、入り混じって咲いているのを見たことがありません。
    この花が咲いていた場所はすべて短花柱花でした。
    異形花柱性(異形ずい性)といって自家受粉を回避する仕組み(異形花型自家不和合性)だそうです。


    ガ


    長花柱花2017年6月4日の日記(←クリック)に掲載しています。
    なお長花柱花は確認できなかったものの、個体数はそこそこあったので来年に期待です。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ツルアリドオシ蔓蟻通しアカネ科野草異形花柱性長花柱花短花柱花アリドオシ多年草

    オオカモメヅル(大鴎蔓)

  • 2018/06/03 : 野の花
  • 気温が高くなって植物が俄然元気になってきました。
    オオカモメヅルの葉が目に留まったのでを確認してみると、咲いてました。
    これも例年に比べて少しだけ早めの開のようです。


    オオカモメヅル(大鴎蔓)


    名前は「大」ですがの大きさは直径5ミリほど。
    すごく小さくて撮りにくいです。
    最近は目が慣れてきたのか、見つけられるようになりました。

    【写真】
    オオカモメヅル大鴎蔓) キョウチクトウ科ガガイモ亜科
    小さなのあとには意外なくらい大きな実ができます。
    実の写真は2013年9月9日の日記(←クリック)を参照ください。
    ラン科以外では珍しく雄しべと雌しべが合着した「ずい柱」があります。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/03 13:37:11
    Tv 1/80
    Av 5.6
    ISO感度 640
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    2013年は9月に撮っていたのでの期間はかなり長いですね。
    を伸ばしながらを咲かせていくんでしょうけど、3ヶ月くらい咲いているとはしぶとい。


    オオカモメヅル(大鴎蔓)


    葉は細長いハート型で対生、葉脈が美しいです。
    カモメが翼を広げたような形なのが名前の由来だそうです。
    「大」は葉が大きいんですね。


    オオカモメヅル(大鴎蔓)


    おおむね紫色の花が多いですが、たまに緑色の花があります。
    「アズマ何とかとか、そういう名前はついていないの!?」
    ・・残念ながら色違いもオオカモメヅルのようです。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : オオカモメヅル大鴎蔓キョウチクトウ科ガガイモ亜科野草カモメラン科ずい柱

    ギンリョウソウ(銀竜草)

  • 2018/06/02 : 野の花
  • 先週末に出始めていたギンリョウソウ、今日はきれいに開いているのに遭遇しました。
    こんなにきれいに開いているのを見るのは久しぶりです。
    見かけるのはの先端が細くなっているようなのばかりなので、ちょっと感動。


    ギンリョウソウ(銀竜草)


    今年は昨年に続いて個体数が少ないです。
    雨があまり降っていないので、菌類に元気がないんじゃないかと思います。
    キノコも少ないし、菌従属栄養植物の生育もいまひとつです。

    【写真】
    ギンリョウソウ銀竜草ツツジ科シャクジョウソウ亜科
    光合成も腐葉土からの養分摂取もできない、必要な栄養を100%菌類に依存している植物。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/06/02 10:45:01
    Tv 1/50
    Av 8.0
    ISO感度 1600
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM

    のアップを1枚、トリミングして拡大しました。
    青い柱頭を取り囲むように葯が並んでますね。


    ギンリョウソウ(銀竜草)


    キノコのような姿ですけどこうしてみると高等植物だなと思います。
    ・・ほほう、細かい毛がいっぱいあるんですね。
    このをあまりしみじみ見たことがないです。


    ギンリョウソウ(銀竜草)


    先週、今週で一番まとまって生えていたところがこれです。
    来週は雨が降るようなので、これからもう少し出てくるでしょうかね。
    梅雨は好きではないけど雨が降らないのも困るし・・

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ギンリョウソウ銀竜草ツツジ科シャクジョウソウ亜科野草菌従属栄養植物高等植物光合成梅雨

    ユキノシタ(雪の下)

  • 2018/06/01 : 野の花
  • 梅雨入り前にはこのを見ておきたくなります。
    5月20日くらいにちらほら咲き始めて、先週末は見ごろでした。
    概ね例年並みの開時期でしょうか。


    ユキノシタ(雪の下)


    ユキノシタって上の3枚の弁がピンクのイメージがあります。
    でも当地のユキノシタは地味で、みんなこの色なんですよね。
    このほうが野性味があるような気がしますが・・

    【写真】
    ユキノシタ雪の下) ユキノシタ科
    若い葉はてんぷらにして食べられます。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2018/05/27 13:31:54
    Tv 1/125
    Av 5.6
    ISO感度 1000
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM


    最初はハルユキノシタかと思いましたが、ランナーを伸ばしているので違います。
    葉の白い模様もユキノシタらしいし。


    ユキノシタ(雪の下)


    毎年観察している群生地があります。
    このところイタドリやオオブタクサが幅を利かせてユキノシタが減少傾向です。
    比較的多い植物とはいえ外来種に駆逐されるのはいただけませんね。


    ユキノシタ(雪の下)


    さて今日から6月、この週末はお天気に恵まれる予報です。
    梅雨入り前の最後の晴れ間になるのでしょうか。

    テーマ : 花・植物
    ジャンル : 写真

    tag : ユキノシタ雪の下ユキノシタ科野草ハルユキノシタランナーてんぷら梅雨イタドリ

    ようこそ!
    カレンダー
    05 | 2018/06 | 07
    - - - - - 1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30
    最新記事
    最新コメント
    カテゴリ
    ブロとも一覧

    季(とき)の花 2

    フツウの生活
    リンク
    月別アーカイブ
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR