サイハイラン(采配蘭)

  • 2013/05/26 : 狭山丘陵の四季
  • いつも見に行く場所のサイハイランが満開になりました。
    むしろ数日遅かったくらいです。
    調べてみたら昨年も今年と同じ5月26日撮っていてジャスト見頃だったので、サイハイランも今年は少しが早いようです。


    サイハイラン(采配蘭)


    この形はまさに戦場で武将が振る采配にそっくりで、見た目に近い名前だと思います。

    今年は植生調査のお手伝いに参加していて狭山丘陵のあちこちを歩き回っていて、サイハイランが多いのには正直言って驚きました。
    茎が伸び始めたのが4月中旬で、それまでは細長い葉っぱ1枚だけです。
    小さいのはシュロの幼木にちょっと似てますけど、すぐに慣れて見分けがつくようになります。

    写真
    サイハイラン采配蘭) ラン
    ここ数年は同じ場所で撮っています。
    2年前、3年前は6月上旬に撮っていましたから、ここ2年は早めみたいです。
    埼玉県RDB2005年版では絶滅危惧II類でしたがランクダウンしたようです。
    ちなみに東京都のRDBには掲載がありません。
    カメラ機種名 Canon EOS 6D
    撮影日時 2013/05/26 14:42:54
    Tv 1/200
    Av 4.0
    ISO感度 200
    レンズ EF100mm f/2.8L Macro IS USM

    埼玉県RDB2011:準絶滅危惧


    ランにしてはえらく地味な!?
    いえいえとんでもない、すごく美しいです。
    地味なんて私の目の黒いうちは言わせません。


    サイハイラン(采配蘭)


    枯れ色に近い3枚の萼の中に似たような色の弁があります。
    ただし先端が三裂している唇弁は鮮やかな紫色で、先端に黄色い葯を持つ蕊柱(ずいちゅう)も色鮮やかです。
    ちなみに蕊柱は雄しべと雌しべが合体した器官で、ラン科の特徴的な構造だそうです。


    サイハイラン(采配蘭)


    場所によって開時期が若干ずれるので、狭山丘陵のどこもかしこもが見頃を過ぎたわけではありません。
    過去の記録ですと、例年入梅時に咲くことが多いようです。

    なお、サイハイランは部分的菌従属栄養植物などとよばれ、栄養分の多くを菌類からの補給に頼っています。
    どのくらいの部分を菌類に頼っているかも分かっていないらしく、栽培技術もありません。
    その割には狭山丘陵にはいっぱいあって、自然の力にはまだ人知の及ばないところが多いものだと思いました。

    そういえば某大手ネット通販(楽・・何とか)のとあるショップで育てやすいランとかいって売っているのを見かけました。
    共生菌から必要な栄養補給を受けられなければほとんどの場合は数年で枯れてしまう、長期栽培の困難な植物です。
    今も売ってるのかな・・
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    tag : サイハイラン 采配蘭 蕊柱 部分的菌従属栄養植物 写真 狭山丘陵 野草 ラン

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    サイハイラン

    遠目だと地味だけど、近くで見ると綺麗な花ですよね。
    その近くの森の中に違う群落があるのですが、うす暗い中のサイハイランも中々の物でしたよ。
    日当たりが良い所の物より心なしか色が濃いように感じました。

    サイハイラン

    サイハイランは丘陵のこの時期の楽しみですね。
    ここにあるからこそ皆が見られて「ああ、またこの時期がきたね」って思えるのですから。
    キンランやギンランが盗まれていくのが悲しいです。
    どうして野において楽しもうと思わないんでしょうね。
    サイハイランはとても大事です。

    Re: サイハイラン

    かずさん
    > 遠目だと地味だけど、近くで見ると綺麗な花ですよね。
    > その近くの森の中に違う群落があるのですが、うす暗い中のサイハイランも中々の物でしたよ。
    > 日当たりが良い所の物より心なしか色が濃いように感じました。
    ----
    まったくそのとおりですね。
    私も何ヶ所かで見ましたが、同じ場所のを載せました。
    茶色っぽかったり紫っぽかったり、光線の具合なのか花の色が違うのか、どうなんでしょうね。

    Re: サイハイラン

    sage55さん
    > サイハイランは丘陵のこの時期の楽しみですね。
    > ここにあるからこそ皆が見られて「ああ、またこの時期がきたね」って思えるのですから。
    > キンランやギンランが盗まれていくのが悲しいです。
    > どうして野において楽しもうと思わないんでしょうね。
    > サイハイランはとても大事です。
    ----
    毎年楽しみな花のひとつですね。
    水道用地に柵ができましたが、柵の下をくぐって盗掘に入る人がいるようです。
    この週末も何ヶ所かで人の出入りをしている痕跡を見つけたので水道局に連絡しておこうかと思います。
    どうもマニアというか入れ込んでいるひとは視野が狭いように思えてなりません。
    昨年山野草展の展示物を見ましたが、とても自然の生命力を感じるような代物ではありませんでした。
    ようこそ!
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